富山ハイキングクラブ (会企画)
大川寺三十三観音めぐり＆常西用水･桜見
2016年4月16日（土）晴れ
＜参加者14名＞
L山村（ツェルト） SL粟田 SP（ガイド）柴田/健 柴田/美（会計） SP（ガイド）前野 寺島（医薬品）老田（ツェルト）大杉/紀 熊谷（感想）
瀧川（会計）浅野 竹田 田村（写真･記録） 林（会員外・スポーツ連盟）
＜コースタイム＞
事務所発8:10→大川寺駅到着後、直行組と合流し出発9:00〜尼寺9:05。滝社、磨崖仏も見学後、観音めぐりを開始。
第一観音から順を追って第三十三観音（大川寺の境内）まで。終了は11:30〜常西用水水神社11:40〜常西公園12:00〜（昼食）12:30〜
散策12:50〜大川寺駅に戻る13:25（ミーテング後解散）→事務所着14:30
総勢13人にスポ連のH氏を加えた14名は大川寺駅を出発。S氏は出身地であるが故にこの地には実に詳しい。
大川寺駅
尼寺 磨崖仏 観音像（一番）
仏の形すらはっきりしない「磨崖（まがい）仏」、そのかたわらに立派な尼寺。その横を通り、かつては大いに
賑わっていた遊園地跡へ。36年前の思い出を胸に今はどうなっているだろうかと想像しながら足を運ぶ。
入り口は、鎖で仕切られ傍らの改札所はガラスが壊れていて哀れを誘っていた。さらに歩を進めるとそこには、
建物はなく雑草と、雑木の荒地が広がっていた。ボートを浮かべていた池が何故か奇麗に見えた。
舗装された道はあるがだいぶ荒れている。
荒れ地を歩む やっと見つけた〜
三十三観音をめぐる行程。一つ一つ探しながら観音像の容姿に目を凝らす。顔は皆同じように美しく整っていて
それほど変わりはない。安山岩にノミを入れ流れるような線描、滑らかな地肌に見とれる。この観音さまは、
いつ誰がつくり、何の宗教なのか、何を意味して三十三体を作ったのか、定かではない。
花立てやローソク立てはあるがお参りした形跡はない。だだ、赤いタスキをかけてあるのもあった。
昔ボートを漕いだ池 草で覆われた歩道
昭和天皇皇后さまのお立ち台
途中、大観台にて休憩。常願寺川を眼下にして、一面の風景が広々として、立山連峰が雲一つない快晴の中に
一大パノラマを描いていた。その近くには富山国体（昭和33＜1958＞年※注：当時の大川寺公園が馬術競技場
になった＜編集部＞）に訪れた昭和天皇の御立ち台があり記念植樹された檜が大きく育っていた。
常願寺川を眼下に立山連峰を望む
すこし下がったところに、それは荘厳な曹祠宗の禅寺が凛として建っている。その横には今を盛りに桃が花を
咲かせていて実に美しい。しかし、今まで歩いてきた自然の中で誰一人に出会わなかった。あまりにも静かで
一人でいると不気味な感じであり、寺にも人がいるのかいないのかシーンと静まりかえって全くそこは神聖な
聖地なのかもしれない。
大川寺の桃の花 大川寺
常西用水･水神社 常西用水
常西公園にて
昼食は、常西用水・水神社の公園。つい10日ほど前には咲き誇っていただろう桜が今は葉桜。バックは枯れ木
であった山々が春を待ちかねたように新緑が芽を吹き鮮明に彩っている。大きな水車と川床の落差からの水音を
耳にしながら、春の息吹を満喫した一日だった。(熊谷 )