山行報告１０月

富山ハイキングクラブ２０００年

山 行 日 程	行 先	企画区分	Ｌ	ＳＬ	参加数
１０月１日（日）	御前山（飛騨）	会企画	今村	前野	１5名

参加者	Ｌ今村光則ＳＬ前野立穂、末永久治、藤原邦彦、東忠紀、岩崎清智子、西田昌子 河上嵐、大崎君江、前野時子、乗山恵、今村和子、作田光子、平野美奈子 盛安賢

天候： 晴れ

（ 岐阜県萩原町 標高１６４６Ｍ） 地形図２万５千「萩原・湯屋」

その他 往路２時間２５分、復路１時間５０分

記録	事務所６：００〜６：００登山口６：２０〜鳥居前１０：００〜１０：４５屏風岩〜１２：００頂上１３：０５ 〜１５：１５登山口〜１８：５０事務所

感想：乗山 恵

御前山の山行報告
　御前山への最初の一歩は、ぬるっと湿った木橋からだった。
前夜の雨にもかかわらず下を清冽な水が流れていた。雨は既に上がっていたが
ねっとりとした泥で道は滑りやすく、歩きにくかった。薄暗い杉林を川沿いに歩き
二つ目の木橋を渡った。



そのころから、苔むしてごろごろとした石や岩が多くなった。うっかり足をのせる
とバランスを崩しそうで慎重に歩いた。所々に渡してある丸太もつるつるして
気を張った。しばらく行くと今にも崩れそうな鳥居が立っていた。
そこで休憩を取った。
　そこから道は、川を離れ少しずつ高度を上げていった。ここにも至る所に丸太が
あり、少々ありがた迷惑の感がした。また、途中にあるお地蔵さんが手にしておられ
るものが何であるかが、話題になった。しかし、見る人が見れば当然お酒の入った
ひょうたんであり、思わず手を合わせる人も…。
ガイドブックによるともうそろそろあるはずの屏風岩をみんなが意識し始めた時、
左頭上に切り立った岩が直立していた。
屏風岩という命名に納得しながら岩を見上げ、２度目の休憩を取る。



　その後も丸木は続いた。そして展望の良い曲がり角を曲がると頂上に着いた。
あいにくの雲で御嶽山は、頭を隠していたが、山裾から堂々とした山容が想像
できた。
帰り道、気になるのが、親切に渡してある丸木。はっきり言ってなくてもいい、
というかない方がいい思う。が、せっかく作ってくれたのだから感謝しつつ降りる。
最初の木橋に戻ったとき、今日の山行をこの橋が暗示していたように思った。

以上